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ネイサン・チェン選手は、「世界選手権」や「GPファイナル」を連覇、オリンピックで史上初となる6本の4回転ジャンプを成功させた男子フィギュアスケート選手です。
その強さの秘密は、実績のある優秀なコーチと振付師であり、今後のさらなる活躍が期待されています。
そんなネイサン・チェン選手のコーチと振付師について、コーチがすごい・振付師がすごい・プログラムまとめという流れで、詳しくご紹介していきます。
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ネイサン・チェン選手のコーチがすごい
ネイサン・チェン選手のコーチは、ラファエル・アルトゥニアンコーチです。
なお、コーチは2011年12月からメインコーチとなり、ずっと共に練習を重ね、ジャンプのテクニックを教えています。
さらに、基礎のスケーティングや表現を強化するために、元アイスダンス選手のマリナ・ズエワコーチの元で練習をしていた時期もあります。
そんなネイサン・チェン選手のメインコーチについて、Wikiプロフィール・教え子は誰という流れで、ご紹介していきます。
ラファエル・アルテゥニアンコーチのWikiプロフィール
名前:ラファエル・アルトゥニアン
英語名:Rafael Arutunian
生年月日:1957年7月5日
年齢:67歳(2024年時点)
出身地:グルジア・トビリシ
配偶者:ヴェラ(Vera)/スケートコーチ
子供:ピアニストの息子/芸術家の娘
ラファエル・アルトゥニアンコーチは、選手時代には大きな成績を残していませんが、ソビエトスポーツマスターの候補になっています。
そして、引退後はアルメニア体育学校に進み、1985年までエレバンのフィギュアスケート学校でジュニア選手の育成をしていました。
その後、モスクワで教育資格認定を取得し、タチアナ・タラソワコーチのアシスタントを勤め、2000年以降、アメリカのカリフォルニア州でコーチを務めています。
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ラファエル・アルテゥニアンコーチの教え子は誰?
下記は、ラファエル・アルトゥニアンコーチの主な教え子たちの一覧です。
ジェフリー・バトルさん(トリノオリンピック:銅メダル)
浅田真央さん(バンクーバーオリンピック:銀メダル)
サーシャ・コーエンさん(トリノオリンピック:銀メダル)
ミシェル・クワンさん(長野オリンピック:銀メダル)
浅田舞さん
イム・ウンス選手
本田真凛選手
アシュリー・ワグナー選手(ソチオリンピック:団体銅メダル)
アダム・リッポン選手
マライア・ベル選手
ミハル・ブジェジナ選手
ロマン・ポンサール選手
上記が主な教え子ですが、多くのオリンピックメダリストを輩出していることが分かります。
そして、浅田真央さんや本田真凛選手もラファエル・アルトゥニアンコーチの指導を受けています。
なお、ネイサン・チェン選手は、ラファエル・アルトゥニアンコーチについて、下記のようにインタビューで語っています。
ロシア流の技術を学ぶことができました。それは自分が今まで習ってきた技術にとても似ているけれど、さらに進化させた技術でした。
わずかな違いではありますが、大きなコツの差があり、自分のジャンプの安定に大きく繋がりましたし、スケーティングも上達しました。
上記のように、多くのオリンピックメダリストを輩出してきたラファエル・アルトゥニアンコーチの指導力がネイサン・チェン選手の強さの秘密であることが分かります。
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ネイサン・チェン選手の振付師がすごい
ネイサン・チェン選手の現在の主な振付師は下記の3人です。
- シェイ=リーン・ボーンさん
- ローリー・ニコルさん
- マリー=フランス・デュブレイユさん
上記の3人の中でも多くの振付を担当しているのは、シェイ=リーン・ボーンさんです。
そんなネイサン・チェン選手の振付師について、Wikiプロフィール・教え子は誰という流れで、ご紹介していきます。
シェイ=リーン・ボーン振付師のWikiプロフィール
名前:シェイ=リーン・ボーン
英語名:Shae-Lynn Bourne
生年月日:1976年1月24日
年齢:48歳(2024年時点)
国籍:カナダ
出身地:オンタリオ州チャタム・ケント
身長:163cm
競技:アイスダンス
元パートナー:ヴィクター・クラーツ
元コーチ:ニコライ・モロゾフ
元振付師:タチアナ・タラソワ
シェイ=リーン・ボーンコーチは、カナダ出身の元アイスダンス選手です。
現在はソロでのプロスケーター活動やカナダ選手のコーチや振付師として活躍しています。
なお、下記は、シェイ=リーン・ボーンコーチの現役時代の主な経歴です。
- 世界選手権:優勝
- 四大陸選手権:優勝3回
- GPファイナル:優勝2回
- カナダ選手権:優勝8回
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シェイ=リーン・ボーン振付師の教え子は誰?
下記は、シェイ=リーン・ボーンコーチの振付を担当した主な選手の一覧です。
主なカナダ選手・羽生結弦選手・高橋大輔選手・鈴木明子さん・荒川静香さん(プロ転向後)
シェイ=リーン・ボーンコーチは、羽生結弦選手のフリープログラムの振付を主に担当、日本人なら誰もが知っているSEIMEIやOriginも担当しています。
また、高橋大輔選手に関しては「ある恋の物語」や「歌劇『道化師』より」の振付を担当しています。
上記のように、シェイ=リーン・ボーンコーチは、すごい経歴の持ち主なので、今後のネイサン・チェン選手のさらなる活躍が楽しみだと思います。
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ネイサン・チェン選手のプログラムは?
ネイサン・チェン選手のコーチや振付師がすごい人物であることは、上記までで分かりました。
そして、2017-18シーズン以降で平昌オリンピック以外の大会では、負けなしの実力を誇るネイサン・チェン選手のプログラムがどのようなものなのか気になると思います。
ちなみに、インスタグラム(nathanwchen)は、約58.5万人以上のフォロワー数を誇る人気があるので、チェックしてみてはいかがでしょうか?
そんなネイサン・チェン選手のシニアデビュー以降のプログラムについて、ショートプログラムは何・フリープログラムは何という流れで、ご紹介していきます。
ネイサン・チェン選手のショートプログラムは何?
下記は、シニアデビュー以降のショートプログラムの一覧です。
【2016-17】
「バレエ『海賊』より」作曲:アドルフ・アダン
振付:アリナ・ズエワ
【2017-18】
「ネメシス」作曲:ベンジャミン・クレメンタイン
振付:シェイ=リーン・ボーン
【2018-19】
「キャラバン」作曲:デューク・エリントン
振付:シェイ=リーン・ボーン
【2019-20】
「ラ・ボエーム」歌:シャルル・アズナヴール
振付:シェイ=リーン・ボーン
【2020-21】
「アストゥリアス」歌:アントニオ・バンデラス
振付:シェイ=リーン・ボーン
【2021-22】
「ラ・ボエーム」歌:シャルル・アズナヴール
「エターニティーネメシス」歌:ベンジャミン・クレメンタイン
振付:シェイ=リーン・ボーン
ネイサン・チェン選手は、ほとんどミスがない安定感のあるショートプログラムを滑りますが、2018年の「平昌オリンピック」では、団体戦でも個人戦でも全てのジャンプを失敗しています。
そして、その時のミスが現在に活かされていると下記のようにインタビューで語っています。
五輪のショートの経験は、永久に忘れることがないと思います。あんな演技はもう二度としたくないですし、たくさんのことを学びました。
でも、もし五輪のショートでそれなりの演技をしていたら、きっと気付かないままスケーター人生を終えていたことがたくさんあったでしょう。僕のスケート人生で一番の衝撃の演技でした。
試合前には何をしたらダメか、どんな考え方をするべきか、といった経験を活かしました。この経験は、永遠に僕の力になっていくことと信じています。
上記のような経験が、世界選手権やGPファイナルで2連覇を果たしたネイサン・チェン選手の強さの原動力になっているのだと思います。
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ネイサン・チェン選手のフリープログラムは何?
下記は、シニアデビュー以降のフリープログラムの一覧です。
【2016-17】
「だったん人の踊り 歌劇『イーゴリ公』より」作曲:アレクサンドル・ボロディン
振付:ナディア・カナエワ
【2017-18】
「映画『小さな村の小さなダンサー』より」作曲:クリストファー・ゴードン
「バレエ『春の祭典』」作曲:イーゴリ・ストラヴィンスキー
振付:ローリー・ニコル
【2018-19】
「LAND OF ALL」曲:ウッドキッド
振付:マリー=フランス・デュプレイユ、サミュエル・シュイナード
【2019-20】
「映画『ロケットマン』より」作曲:エルトン・ジョン
振付:マリー=フランス・デュプレイユ、サミュエル・シュイナード
【2020-21】
「フィリップ・グラスメドレー」作曲:フィリップ・グラス
振付:シェイ=リーン・ボーン
【2021-22】
「映画『ロケットマン』より」作曲:エルトン・ジョン
振付:マリー=フランス・デュプレイユ、サミュエル・シュイナード
「モーツァルトメドレー」作曲:モーツァルト
振付:シェイ=リーン・ボーン
ローリー・ニコルコーチの振り付け作品は「小さな村の小さなダンサー」、マリー=フランス・デュプレイユコーチの振り付け作品は「LAND OF ALL」です。
なお、映画「小さな村の小さなダンサー」は、中国から移民したバレエダンサーの物語であり、ネイサン・チェン選手にとっては、思い入れのあるプログラムの1つのようです。
そして、このプログラムへの想いについて、下記のようにインタビューで語っています。
このフリーのプログラムは、僕の両親が中国から米国に移民した歴史と共通する部分があります。
主人公がたくさんの困難を乗り越え、目標のために努力していくストーリーは、僕自身にも重なる部分があります。僕自身、これまでのスケート人生で、怪我やスランプなど困難があっても乗り越えてきました。
幸せなことに僕は家族と一緒にいることができますが、彼は自分の両親のもとを離れ、別れる決断をして移民しました。なので、この映画を表現するには、僕自身と両親の、両方の体験や気持ちを理解する必要があるでしょう。
上記のように、ネイサン・チェン選手は、2015-16シーズンで左股関節を痛め、手術をするなど、困難を乗り越えてきた選手です。
そして、オリンピックに向け「今よりも、技術面だけでなく、人間としても成長していること」を目標に掲げる向上心のある選手なので、今後の活躍が楽しみだと思います。
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